完璧でないと愛されない
「身体がノーと言うとき」を読んで、
改めて自分の中に人生を制限し、病に至らせる思い込みが存在することに気付く。
そこに登場する人物たちの思考や思い込み、セリフが、
まるで自分自身であるかのように感じることが多々あった。
また家族システム論で考えると、
母や父を憎み、そんな母や父を育てた祖父母たちを恨んだけど、
それは今の自分の位置から見える範囲の話であって、
そのもっと前からずっと続いているのだと思う。
そして誰が悪いとかいう話よりも、
その円環の中から自らの意志と努力を持って、
抜け出すこと。
自由になること。
少なくともこの病を通して、
自分の中に存在する思い込みに気づき、
そこから自分を解放しようとする機会を得たのだ。
またこのことを忘れ、思い込みのメカニズムの中に閉じ込められてしまわぬよう、
こうして記録しておく。