個人セッションを受けて

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中野先生の著書に出会ったのが、7月12日。

読み始めることに決める前に、多分ふと気になった瞬間が少し前にもあった。

でも実際に読み始めたのはそのもう少しあとになってからだった。

 

結果、これだと確信に至る内容で一気読み。

二作目もこれまた一気読み。

 

その後、オンラインのお話会に参加。

先生の人となりを感じることができて、個人セッション依頼を決意。

 

そして昨日初めて個人セッションを受けた。

これまで心理カウンセリングを受けたこともあるが、

どこか費用対効果が薄い、というかカウンセラーとの相性やその人となりを

事前に知ることができないためにミスマッチ感がどうしても拭えず、

あまりにも非効率すぎて敬遠してしまっていた。

 

中野先生の場合は心理カウンセリングとは違うのだが、

それでも癒しは確実に起こった。

 

まず初めにどういった経緯で依頼したのかなどを簡単に説明して、

セッションは始まった。

お話会の時にも感じていたが、中野先生は非常に静的な方である。

が決して近寄り難い訳ではなく、余白を許容している感じ。

 

自分ばかりが話していて、反応を待つがすぐにレスポンスが来ることはない。

その沈黙の時間に落ち着かなくなる。

(正確には今どんな感じがしますか?と訊かれて気づいた)

 

そしてその落ち着かなさを感じてみるように、

さらにそれを表現してみましょうと促された。

表現方法として身体で行ってみるのはどうかと提案され、

思いつくままに身体を左右にゆっくりと揺らしてみる。

 

沈黙はその間もずっと流れている。

でも不思議なことに身体を揺らし始めてまもなく、

落ち着かなさは波が引くように気配を消していく。

 

そのまま揺らし続けると、許されている感じがしてくる。

 

中野先生はその落ち着かなさ自体もあっていいものだと、

その落ち着かなさをありのままに認めることが

ありのままの自分を愛することだと仰った。

(この言葉通りの表現だった訳ではないが、記憶している限りはこんな感じ)

 

さらに色々今思うことをお話した。

 

自分の現状を(もしかしたら今だけでなく、これまでもずっとそうだったかもしれない)ひどく恥じていること、そしてそれによって人を遠ざけていること。

社会人になってから何度も起こる持病の再発は「感情の抑圧(それによって起こる心身の緊張)が原因」ではないかと考えていること。

ふとした瞬間(特に風呂上がり)に頭の中に「お母さん、助けて」「お母さん、ごめんなさい」「怖い」と言った思考が何度も起こること。

などなど、思いつくままに。

 

さらに自分が一方的に話していると非常に決まりが悪く、

そんな自分を責めてしまうこと。

そういった自己批判により人との関わりに相当なエネルギーを必要とすること。

 

そんな私の話に静かに耳を傾けてくださる。

そして「感情の抑圧が持病の再発に関係していて、そこを解消していくことが解決の糸口になるんじゃないか」という私の仮説を肯定してくださった。

「その方向性で間違っていないと思いますよ」と。

 

実はこのセッションをお願いするにあたり、

私は本当の意味で誰にも話をきちんと聞いてもらったことがないのではないかと感じていた。

その意味でもこうした機会を作ることが解決にも繋がるかもしれないと考えた。

 

だんだん文章のまとまりがなくなってきたが、

・内側の感覚を身体で表現してみること

・頭の中で反芻する思考を実際に口に出してみる(これも身体で表現すること)

を次回のセッションまでに実践することにした。

 

頭の中で思考として反芻している状態は、自分自身も懸念していた感情を感じることにはならないのではないかという疑問に関しては、確かに感情エネルギーそのものには触れていないかもしれないと。

ただその言葉をただ頭の中で反芻するだけではなく、実際に口にしてみることで、そのエネルギーに触れることに繋がるかもしれないとのこと。

 

感情の抑圧を解放することに関しては実は3年前の吹き出しの時にも気づいていたのだが、実際にどうすればその解放を促せるのかまで探求することなく、また元の生活に戻ってしまっていた。

 

感情の抑圧を解放することを学び、実践していくことはライフワークになりそうである。ブレスワークをお願いしたいという先の目標もあるし、今はまずこの病気と症状と対話し、体と心と対話し、自分と対話し、宇宙と対話していく。